米子三名水の一つ「宮水」

BSSラジオ自由ほんぽ〜おしゃべり本舗 平成16年5月25日PM3:00頃 生放送されました。

境内の片隅にある湧き水
「宮水」
汲み上げは自動でポンプアップされますので
蛇口をひねれば水は出てきます。

「宮水」

 古歌 「いにしえゆ 岩間くぐりて湧く水の 千代にたやさぬ 賀茂の宮水」
このように「宮水」は古歌にも歌われております通り、往古より賀茂三笠山(米子城跡)の大自然がもたらす神の恵みです。
その昔、米子町となる以前はこの辺りを「賀茂の浦」と呼んでいました。
浦というくらいですので、岩盤が重なり入組んだ地だったと言えます。
その名残には境内末社「稲荷神社」の裏に、岩盤が剥き出しになっている姿が見られます。
「宮水」は、上水道が普及する以前、町内に売り歩かれたと言い伝えられております。
その湧き出る量は相当なものと推測できます。
現在は、以前に比べると湧き出る量は少なくなっていると思いますが、
千代にたやさぬ賀茂の宮水の如く、自然保護と神の恵みを大切にしていきたいものです。

祓え神事 現在この「宮水」は、交通安全祈願の際、車のお清めに使います。
神事:先ず、お車の前にて祓詞奏上し、大麻で祓い、宮水で清めます。
次に昇殿いただき、交通安全祈願祝詞奏上し玉串を捧げます。
由緒正しい神水で清めるこの神事は稀に見る交通安全祈願祭です。

「宮水」で交通安全祈願
時代は移り変わり、人々の移動手段も馬から馬車へ自転車から自動車へと変わりました。
原点に戻れば、一滴の水も無ければ旅は出来ぬもの。
神の恩恵なる「宮水」でお清めされる車には「安全」への願いが込められております。
現代では車社会とも言われ、自動車の普及は凄まじいものですが、その一方では悲惨な交通事故が発生しております。
運転者のマナーや自覚、交通犯罪意識の低下、安易な考え、モラルの低下など様々な原因が取り巻く環境の中で、精神的な面を見つめ直して見る時期に来ているのではないでしょうか?
便利、快適、楽しさを追求し、優先した結果、何かを忘れているのではないでしょうか?
無事であることが如何に有り難い事か。無事であることは決して当たり前ではありません。
本来、水は生命の源であり、自然の恵みでありますから、日々の生活の中で「宮水」を用いていただくことも提案致しております。神の恵みに感謝の念を込めて参拝下さいます様お願い致します。
宮水は通年ご自由にお汲み取り出来ますので、どうぞお参り下さい